21日、日本代表のDF山根視来(川崎フロンターレ)がオンラインでの会見に臨んだ。
24日のオーストラリア戦は勝利すればW杯出場が決まる大一番。酒井宏樹(浦和レッズ)の欠場で右サイドバックには山根の起用も予想されている。
そんな山根の現在の心境は?
――酒井宏樹選手の欠場で山根選手に対する期待が高まっている。現在の心境は?
勝ったら決まる大一番なので。
でもたぶん皆そうだと思いますが、選んでいただいた時から自分が試合に出るっていう準備をしてきてるので、大きく変えることなく試合に向けて良い準備していきたいと思ってます。
――日本代表ではなかなか試合に出られていない。
自分が出たいという思いはずっとありましたけど出られなくて。(日本代表が)勝つ反面、出れなかった(悔しさ)っていうのも持ち帰っているので、なんとしても出場して勝利に貢献したいなと思ってます。
――山根選手は攻撃も得意。自身のゴールでワールドカップ出場を決めるかも?
もちろん自分の特徴の一つだと思うのでチャンスがあればどんどん行きたいです。ただまずはチームの勝利のためにっていうのを頭に置いてプレーしたいと思います。
――オーストラリア代表のイメージは?
身長の高い選手がたくさんいるイメージです。そこに負けないように早く良い準備をするっていうのが一番大切かなと思ってます。
――前回はサイドを崩されて失点に繋がった。SBとしてどんなイメージしてる?
早く良いポジショニングを取るということが大切だと思います。相手のフリーキックはすごく質が高いシュートでしたけど、自陣であまりファールしないっていうのも大事かなと。
――オーストラリアはもう負けられないが日本は引き分けでも悪くない。そういう試合での入り方は?
入りの部分はやっぱり前向きにエネルギーを持ってディフェンスしたいなと思っています。そこでリズムを作って、良い形・良い攻撃につなげていきたいなと思ってます。
――日本代表の今の一番強みは?
簡単に失点しないところが一番かなと思います。
――伊東純也選手と縦に並んだ場合に意識することは?
多分、相手が一番警戒するのは伊東選手のスピードのところ。裏のケアとかをしっかりしてくると思うんですけど、そこを狙いすぎるんじゃなくてっていうのは僕が見てやりたいなと。
(伊東に)一人で行ってもらうところは自分が無理に上がって相手選手を引き連れていかないように…とか考えながらやる必要があるかなと思います。
――伊東選手はサイドに張る。山根選手のインナーラップが効果的では?
そうですね、前の選手の特徴に合わせてっていうのは普段から意識してます。でも自分が幅を取ったほうがいい時とかは取りますし、そこは臨機応変にやりたいと思ってます。
――山根選手の代表デビュー戦は4-2-3-1で現在は4-3-3。システムの違いはどう?
フォーメーションは変わりましたけどやることは変わらないというか。
チームの大きなコンセプトいうのは変わらない中で、配置…中盤の3人の形のところでビルドアップのやり方とか押し込んだ時の攻め方には変化もありますけど、そこまで大きな差はないかなと個人的には思っています。
――代表に川崎フロンターレの選手が増えている。メリットでは?
代表は所属チームは違ってて、擦り合わせる時間がすごく短いので難しいところはあります。なので(旧知の)メンバーが多くいることにメリットはあると思います
でもどのメンバーともやらなきゃいけないと思うので、そこに頼りすぎるんじゃなくて自分がしっかり味方と相手を見てプレーできたらいいかなと思います。
――そのために意識していることは?
自分の要求をしっかりするっていうところ。
まあでも味方選手も初招集ではないので特徴はなんとなくわかっている部分もあります。練習する時間は短いですけどどんどん話してやっていくしかないかなと思ってます。
普段の川崎でも選手が入れ替わりながら戦う試合も全然あるので、そんなに大きく考える必要もないかなと。代表の強み、選手たちの強みっていうのを出すほうにフォーカスできたらいいなと思ってます。
――自分の中でどんな試合にしないといけないと思っている?
現時点で大きなチャンスが目の前にある。自分のサッカー人生の中で一番大きな試合になる…今までの中ではそうなると思います。
本当に大きな覚悟を持って今から準備していきたいと思います。