春は急ぎ足 北・東日本は暖かい空気に覆われやすい 気象庁1か月予報

 気象庁は24日(木)、向こう1か月(3/26~4/25)の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は北・東・西日本で高い見込み。特に、期間のはじめは北・東日本で、気温がかなり高くなる可能性がある。

1週目(3/26~4/1) 気温は全国的に高い見込み。東・西日本と沖縄・奄美は、低気圧や前線の影響で、平年に比べ晴れの日が少なくなりそうだ。

2週目(4/2~4/8) 気温は北日本で高温だが、東・西日本は平年並み、沖縄・奄美は平年並みか低い見込み。全国的に高気圧に覆われやすく、平年に比べ晴れの日が多くなりそうだ。

3~4週目(4/9~4/22)  沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受けにくいため、平年に比べ晴れの日が多い見込み。

■「高温に関する早期天候情報」

 北海道の向こう2週間の気温は、南からの暖気に覆われやすく平年より高い日が多い見込み。特に4月3日(日)頃からの5日間ほどは、オホーツク海側で平年よりかなり高くなる可能性がある。

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 このため、このため、札幌管区気象台は北海道のオホーツク海側に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。積雪の多い地域では、急速な雪解けにも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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