全国高校選抜大会 バドミントン男子・瓊浦 女子・諫早商 団体8強

8強入りした女子の諫早商(右)と男子の瓊浦=宇都宮市、日環アリーナ栃木

 全国高校選抜大会は25日、各地で8競技が行われ、長崎県勢はバドミントン団体で男子の瓊浦、女子の諫早商がそろって準々決勝に進んだ。瓊浦は4大会連続(2020年は中止)、諫早商は初の8強入り。
 ハンドボールの女子の清峰は2回戦で静岡農を25-19で下し、選抜大会初勝利。男子の瓊浦は大体大浪商(大阪)に28-34で競り負け、3回戦進出はならなかった。1回戦に臨んだソフトボール男子の大村工は松山工(愛媛)を10-1で退け、ラグビーの長崎北は仙台育英(宮城)に26-22で競り勝ってそれぞれ2回戦に進んだ。
 26日は各地で9競技を実施。県勢はバドミントン、ハンドボールなど7競技に出場する。

◎瓊浦、目標Vへ好発進 諫早商、総力戦で初進出

 バドミントンの長崎県勢が男女そろって8強入りした。初めて準々決勝へ進んだ諫早商の西山監督は「よく子どもたちが辛抱してくれた」。4大会連続8強以上を決めた瓊浦の林監督も「紙一重を勝ちきったのは上につながる」と好感触をつかんでいた。
 諫早商は試合ごとに第2ダブルスを変え、総力戦で勝ち上がった。初戦は田中・藤田組がゲームカウント2-1で逆転勝ち。3回戦は藤田・立石組がストレート勝ちした。右膝の手術から復帰した立石は強気のスマッシュを連発した。
 エースダブルスの工藤・宮平組は、2試合とも1ゲームも落とさずに引っ張った。3回戦は18-20と先行される場面もあったが、我慢して前後左右へ揺さぶり、23-21で奪った。2人は「公式戦で8強入りは初めてだからうれしい。でも、目標は4強以上。次の準々決勝を頑張りたい」と、満足はしていない様子だった。
 瓊浦は2試合とも3-0で勝ち上がった。初戦はU19日本代表を擁する青森山田を圧倒。ダブルスは櫻井・南本組、奥野・縣組ともに、第2ゲームは1桁しかポイントを与えなかった。
 3回戦は予想していた比叡山(滋賀)を破ってきた北越(新潟)に戸惑い、先行される展開。それでも、櫻井・南本組は21-16、23-21で振り切り、第2ゲームを落とした奥野・縣組も最終ゲームは21-10と快勝した。第1シングルスの栗山は21-6、21-11と寄せ付けなかった。主将の櫻井は「決勝の舞台で勝つことを目指している。いいスタートが切れた」と手応えを口にした。


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