長崎県大村・池田沖田線が開通 円滑な交通確保に

開通した池田沖田線をパレードする車両=大村市沖田町

 長崎県大村市池田2丁目と沖田町を結ぶ都市計画道路池田沖田線(3.42キロ)が26日、全線開通した。国道34号や444号の渋滞緩和などが期待される。
 池田沖田線は一般県道大村外環状線の一部として県が整備。小路口工区(1.45キロ)が2014年度に供用開始し、16年度に工事が始まった竹松工区(1.97キロ)の完了で全線開通となった。事業費は両工区合わせて109億円。
 道路の両端には、県内で初めて歩道と自転車用の道が分けて整備された。与崎交差点から沖田交差点までの大村外環状線約8.3キロがつながり、大村インターチェンジや長崎医療センターなどへのアクセス性も向上するという。
 同日の開通式には大石賢吾知事や園田裕史市長ら約60人が出席。大石知事は「物流の効率化や災害時の円滑な交通の確保にも資する道路。新大村駅のアクセス道路としても活用してもらうことで、新幹線の開業効果が最大限に発揮される」とあいさつした。参加者はテープカットやくす玉割り、車両パレードで開通を祝った。


© 株式会社長崎新聞社