対馬市長の給与1年間半減 職員の公金着服で、4月から

 対馬市議会は28日、臨時会を開き、元市職員の20代男性が任意団体「対馬観光活性化協議会」の公金約6千万円を着服した問題の責任を取り、4月からの比田勝尚喜市長の給与減額率を50%、俵輝孝副市長は20%に引き上げる条例改正案など3件を可決した。期間は1年間。
 17日の定例会最終本会議で比田勝市長は20%、俵副市長は15%を6カ月間減額する条例改正案を可決していた。臨時会で比田勝市長は「最大限重い責任を自分に課した。より責任の重さを痛感した」と提案理由を説明した。
 このほか、同協議会に対する損害賠償額5966万1481円の決定議案と、賠償金を市の財源から支払うための本年度一般会計補正予算案を可決した。


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