長崎県人事異動 文化観光国際部長、前川氏 感染症対策室長に長谷川氏

前川謙介文化観光国際部長

 長崎県は30日、4月1日付の人事異動を発表した。部長級では、文化観光国際部長に前川謙介同部政策監を起用。新設の感染症対策室長(課長級)には長谷川麻衣子医療政策課医療監が就任する。管理職に占める女性職員の割合は15.4%(昨年比0.9ポイント増)となり、過去最高となった。異動規模は昨年より65人多い1214人。
 大石賢吾知事は記者会見で「新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すため、主要な職務に従事する職員には引き続き担当してもらう」と説明。意欲と能力のある女性職員を積極的に管理職に登用したという。県央振興局長(次長級)に井手美都子県北振興局次長を配置。県内七つの振興局トップに女性が就任するのは初めて。
 大石知事は平田修三教育長を副知事に任命した理由について「さまざまなポストでしっかり仕事をされており、非常に能力が高く芯も強い」と説明。知事選で公約に掲げた女性副知事の登用も「実現に向けしっかり検討したい」と述べた。
 異動の内訳は部長級9人、次長級22人、課長級155人、課長補佐級381人、係長級501人、一般146人。
 主な部長級は、産業労働部長に松尾誠司議会事務局長を充て、後任に黒﨑勇壱岐振興局長を起用。斎藤晃水産部長が出向元の水産庁に戻り、川口和宏同部次長が昇格する。理事兼県北振興局長に村山弘司地域振興部政策監を登用し、後任に渡辺大祐対馬振興局長を配置。土木部技監には川添正寿県北振興局次長兼建設部長を充てる。
 退職者は上田裕司副知事、廣田義美産業労働部長、木山勝己理事兼県北振興局長、有吉正敏土木部技監、田川伸一産業労働部政策監ら。


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