プホルス効果? カージナルスが一挙15得点など大量29得点で大勝

日本時間3月31日、アルバート・プホルスが2011年以来11年ぶりにカージナルスのラインナップに戻ってきた。プホルスは「4番・DH」でスタメン出場し、4回表の第3打席で古巣復帰後初安打を記録。直後に代走を送られ、3打数1安打でベンチに退いた。プホルスが出場した効果があったのか、カージナルスは1回表と2回表に各4点を奪うなど、序盤から打線が爆発。8回表には打者19人を送り込む猛攻で一挙15得点を記録し、終わってみればナショナルズを相手に29対8で大勝を収めた。

プホルスは試合後、「本物の試合に出ることができてよかった。メジャーの投手と対戦すると競争心が湧いてくるし、ヤディ(=ヤディアー・モリーナ)たちと一緒にプレーできるのはいい気分だね。今年は素晴らしい時間を過ごせたらいいなと思っている」とコメント。1回表無死満塁の第1打席はショートゴロ併殺打(三塁走者が生還)、2回表一死1・2塁の第2打席はサードファウルフライに倒れたものの、4回表一死走者なしの第3打席でライト前ヒットを放ち、古巣復帰初戦を飾った。

カージナルスはプホルスの併殺打のあと、ポール・デヨング、モリーナ、ハリソン・ベイダーの3連打が飛び出して1回表に4点を先制。2回表はデヨングの1号3ランなどで4点を追加した。4回表にポール・ゴールドシュミットの3号ソロなどでさらに3点を追加し、6回表にはモリーナがプホルス復帰を祝う1号2ラン。この時点で大量13点をリードした。

そして、8回表にはナショナルズの有望株ケイド・キャバリらに猛攻を浴びせ、8本のタイムリー、2つの押し出し四死球などで一挙15得点の超ビッグイニングが完成。28対8で迎えた9回表にコナー・キャペルがタイムリーを放ち、1試合29得点の猛打ショーを締めくくった。絶好調のゴールドシュミットは4打数4安打の大暴れで、オープン戦の打率は.526、OPSは1.644に上昇。デヨングは3打数3安打5打点の大活躍だった。

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