長崎県新人職員に辞令交付 大石知事「一緒に汗かいて」

辞令交付式後、新規採用職員と記念撮影する大石知事(右)=県議会議場

 長崎県の新規採用職員の辞令交付式が1日、県議会議場であり、128人が県職員としてスタートを切った。大石賢吾知事は「私も知事として1年生。思いを一つに新しい長崎県づくりに一緒に汗をかいていこう」と呼び掛けた。
 新型コロナウイルス感染対策として座席間隔を空け、国歌を「静聴」した。新人職員の名前が1人ずつ読み上げられた後、代表者の松尾望歩美さん(22)に知事が辞令を交付。上戸亮弥さん(22)が「不偏不党かつ公正に職務の遂行に当たる」と宣誓した。
 終了後、希望者との記念撮影に応じた知事は「思い出になればと私から(撮影を)呼び掛けた。県政のために頑張ってほしい」と述べた。幹部職員を前にした新年度訓話では「机上で考えるだけでなく県民や現場の意見を聞き、施策に反映するという姿勢で業務に取り組んで」と求めた。
 同日就任した平田修三副知事もあいさつ。「山積する課題解決に向け、職員と力を合わせ全力を注ぐ。県民の声を幅広く聞き、全世代が安心して豊かで温かい暮らしを営むことができる社会の構築に取り組んでいきたい」と抱負を語った。


© 株式会社長崎新聞社