「誰もが住みやすいまちへ」 川棚駅前などライトアップ 世界自閉症啓発デー

世界自閉症啓発デーのシンボルカラー、青を基調としたランタンなどが並んだJR川棚駅前広場

 世界自閉症啓発デーの2日の夜、長崎県東彼川棚町中心部の公共施設などを照らす「ブルーライトinかわたな」があった。「誰もが住みやすいまちへ」との思いを光に託した。
 啓発デーは2007年の国連総会で決議された。「癒やし」や「希望」を表現する青をシンボルカラーとしたライトアップは世界中で行われており、同町では5年前から有志でつくる実行委が実施。県内では稲佐山電波塔などもライトアップの対象になっている。
 同町百津郷のJR川棚駅前広場には、和紙などで作ったランタンや小学生が青く染めたTシャツが並び、見学に訪れた当事者家族や駅利用者らが見入った。実行委の藤田直子代表は「コロナ禍で大勢の人が集まれない中でも発信を続けたい」と話した。
 駅前のライトアップは発達障害啓発週間最終日の8日まで続く。


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