悲劇の戦争体験 証言集出版 宮崎市戦没者遺族会

戦前戦後の苦難を振り返った証言集を手にする関谷忠会長=宮崎市・県遺族会館

 戦争体験の語り手が減る中、宮崎市戦没者遺族連合会(関谷忠会長)が後世へ伝えるための証言集を出版した。タイトルは「戦争を語り継ぐ次代への証し」。同市を中心に県内の遺族ら40人が家族を失った悲しみや、戦前戦後の苦難を振り返り寄稿。ロシアのウクライナ侵攻で世界平和の尊さが見直される中、関谷会長(80)は「戦争体験とともに非戦の思いも後世に受け継ぎたい」と話している。

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