コロナ困窮者ら支える 長崎で「みんなの食堂」 西坂公園で10日、生活相談も

 貧困や新型コロナウイルス感染拡大の影響で日々苦しんでいる人を支える「大人食堂」を長崎市でも-。市民有志が10日午後1時~4時、同市西坂町の西坂公園でタコライス150食を無償で配る。日用品も提供し、生活相談に応じる。
 大人食堂は、長引くコロナ禍で生活困窮者や自殺者が絶えない中、救済しようと昨年、東京で数回開かれた。これに続こうと、県内のカトリック関係者や医師ら6人が「長崎おとな食堂実行委員会」をつくり、「みんなの食堂」として企画した。
 カトリック中央協議会カリタスジャパン(東京)から資金支援を受け、提供される米などの食料品や生理用品などは市民が寄付。当日は医師や社会福祉協議会職員が医療や生活の相談に、弁護士が法律相談(先着3人)にそれぞれ対応する。
 全て無料。持ち帰りのためエコバッグを持参する。雨天時は日本二十六聖人記念館3階ホールで。問い合わせは同実行委の鳥巣シオリさん(090.9488.7931)。

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