義足のためプロの夢を絶たれた男 フィリピンでプロボクサーを目指す 「義足のボクサー」公開決定

義足のボクサーの実話を基にした映画「義足のボクサー GENSAN PUNCH」の、劇場公開が決まった。5月27日より沖縄で、6月3日よりTOHOシネマズ日比谷で先行公開されたのち、6月10日より全国公開される。

「義足のボクサー GENSAN PUNCH」は、義足のために日本ではプロボクシングのライセンスが取得できないため、フィリピンに渡りプロボクサーを目指した実話を基に、夢をあきらめない若者を描いた作品。

幼少期に右膝下を失った義足のボクサーである津山尚生(なお)は、沖縄で母親と2人で暮らしながら、プロボクサーを目指している。日本ではプロライセンスが取得できなかったが、夢をあきらめきれない尚生は、フィリピンへ渡る決意をする。フィリピンでは、プロを目指すボクサーたちの大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、義足の尚生も毎試合前にメディカルチェックを受ければ同じ条件で挑戦できるのだった。トレーナーのルディとともに、日本ではプロの道を閉ざされた義足のボクサーが、異なる価値観と習慣の中で、夢への第一歩を踏み出す。

監督を務めたのは、「ローサは密告された」や、第62回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した「キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-」など、不条理な社会でもがきながら懸命に生きる人々を撮り続けてきたフィリピンのブリランテ・メンドーサ。沖縄出身で国際的俳優として活躍する尚玄が主演を務める。尚玄は、プロデューサーに名を連ね、ストイックなボクサー体形を作り上げた。息子を見守る母に南果歩、コーチのルディにベテラン俳優ロニー・ラザロ、尚生を見守るメリッサをビューティー・ゴンザレスが演じている。

【作品情報】
義足のボクサー GENSAN PUNCH
2022年5月27日(金)沖縄先行
6月3日(金)TOHOシネマズ日比谷にて先行公開
6月10日(金)全国公開
©2022「義足のボクサー GENSAN PUNCH」製作委員会

© 合同会社シングルライン