春の交通安全運動始まる 歩行者の安全呼びかけ 長崎

パレードに出発する白バイとパトカー=長崎市、臨港道路

 春の全国交通安全運動が6日始まった。スローガンは「手を上げる 子どもはあなたを 信じてる」。15日までの期間中、子どもを中心に歩行者の安全確保などを呼びかける。

 長崎県警本部は長崎市尾上町の臨港道路で出発式。中村亮本部長が「悲惨な交通事故を1件でも多く減少させるという強い信念の下、運動を推進してほしい」と訓示し、交通機動隊員や市内3署、時津署の交通課員が白バイ13台とパトカー4台で啓発パレードをした。
 自動ブレーキ機能など安全運転支援装置を備えた「サポートカー(サポカー)」の体験試乗会も実施。道交法改正で運転に不安を感じる高齢者などは5月13日からサポカー限定免許の申請が可能になり、県警交通企画課は「サポカーの利用で、安全な運転を心がけてほしい」としている。
 同課によると、今年県内で発生した交通事故は5日現在で656件(昨年同期比79件減)、死者は4人(同6人減)。


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