【20日(水)の天気】きょうは「穀雨」 関東周辺は曇りや雨で雷の鳴る所も 全国的には晴れる所が多く 5月並みの陽気に

 きょう20日(水)は二十四節気の「穀雨(こくう)」。穀物の発芽をうながすような春の雨が降る頃だが、きょう、雨が降るのは関東周辺や沖縄の限られた地域となる見込み。
 全国的には晴れる所が多く、季節先取りの陽気となるが、きょうの広範囲の晴れは貴重なものとなりそうだ。

関東周辺は不安定 沖縄は下り坂

 関東周辺は不安定な天気で、午前5時現在、すでに南関東を中心に雨が降っている。この後、昼過ぎにかけて雨の範囲は北関東に移っていきそうだ。夕方以降は甲信地方や静岡でも雨の降る所がある見込み。きょうの関東周辺は、いったん雨が止んでも、急に強い雨が降ったり雷の鳴る所もあるので、落雷や突風にも注意が必要だ。
 沖縄は曇りがちで、夜は雨が降る見込み。

広範囲の晴れ続かず きょうの晴れ間を有効に

 関東周辺や沖縄以外の地域では朝から青空が広がり、西日本を中心に空気の乾燥が続くので、引き続き火の取り扱いに注意が必要となる。また、北海道では沿岸部を中心に南寄りの風が強く吹きそうだ。
 あす21日(木)以降は西日本や東日本で曇りや雨、22日(金)から週末にかけては北日本でも雲が増えるため、きょうの晴れ間は、紫外線に気を付けながら有効に使いたい。

関東は気温上がらず 他は広く5月並みの陽気 西日本は夏日も

 最高気温は、不安定で日差しの少ない関東は気温が上がりにくいが、その他は前日よりも高くなって5月並み、季節先取りの陽気となりそうだ。東海や西日本では、最高気温が25℃以上の夏日となる所もある見込み。
 きょうはカラッとした暑さだが、週の後半は湿度が高めとなり、ムシムシとした暑さとなりそうだ。週末は関東でも夏日が予想されるため、体調の管理に気を付けてほしい。

(気象予報士・海老原美代子)

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