海沿い歩き がん患者応援 「平戸アネモネ会」設立記念イベント 約70人が参加

海沿いを歩く「アネモネウォーク」の参加者=平戸市根獅子町

 がん患者やがん経験者とその家族を支援する民間ボランティア団体「平戸アネモネ会」の設立記念イベント「海辺を歩こう!アネモネウォーク」が16日、長崎県平戸市根獅子町一帯であり、市内外から約70人が参加した。
 同団体は今年2月、市内の有志で結成した。治療や抗がん剤の副作用、再発への不安などを抱える患者らの支援が目的。イベントは、がんと24時間向き合う患者らを思い、歩くことで応援しようと企画した。
 参加者は同町の根獅子海浜公園から美しい海を望む県道を約1時間かけて往復約3キロ歩いた。乳房の模型を使った触診体験コーナーなども設けられた。
 イベントの最後に同会発足を後押しした佐世保市のNPO法人葵会(吉村市代代表)が、同市で6月に開催するウオーキングイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFLJ)2022佐世保」をPR。吉村代表は「支援活動を多くの人たちに知ってもらうことが大切。平戸の仲間にも協力してもらい、RFLJも成功させたい」とアピールした。
 平戸アネモネ会、葵会の活動はフェイスブックなどで発信している。


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