あす23日(土)も全国的に気温が高く、東日本や西日本では25℃以上の夏日になる所が多くなりそうだ。24日(日)は東日本や西日本の太平洋側では広く雨となり、雨脚の強まる所がある見込み。ただ、この雨で気温は下がり、夏日レベルの暑さは解消されそうだ。

■土曜日も気温高い　東京は2日連続の夏日に

　きょうは全国的に平年を上回る気温となり、特に沖縄や関東で暑くなった。最高気温は波照間（沖縄県）で30.1℃、桐生（群馬県）で29.7℃、伊勢崎（群馬県）で29.3℃、佐野（栃木県）で28.8℃。東京でも26.2℃まで上がり、9日ぶりの夏日となった。

　あす23日(土)もこの時季としては気温の高い所が多く、東日本や西日本では汗ばむ陽気が続きそうだ。予想最高気温は甲府、静岡、宮古島、石垣島で29℃、前橋、熊谷、那覇などで28℃、さいたま、浜松、京都などで27℃。東京でも25℃まで上がる予想で、2日連続の夏日となる見通し。

■天気は変わりやすい　寒暖差にも注意

　23日(土)は南の海上に前線がのびてくるため、沖縄では断続的に雨や雷雨となり、九州南部でも昼前後から雨が降り出してくる。本州付近も湿った空気の影響できょう22日(金)よりは雲が広がりやすく、北陸では午前中を中心に雨となりそうだ。関東も夕方以降はにわか雨の可能性があるため、空模様の変化に注意が必要となる。

　24日(日)は西日本から東日本で広く天気が崩れる。特に前線に近い太平洋側ほど活発な雨雲がかかりやすく、本降りの雨となりそうだ。局地的には激しい雨が降るおそれもあるため、雨の降り方に注意が必要となる。

　また、雨が降る東日本や西日本では、季節先取りの暑さは解消される見通し。予想よりも気温が低くなる可能性もあり、少し肌寒く感じられる所もありそうだ。土日の寒暖差が大きくなるため、服装選びや体調管理に注意が必要となる。(気象予報士・多胡安那)