2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開催時、トンガ代表の公認キャンプ地となり選手らを受け入れた長崎県島原市を拠点とする島原ラグビーフットボール協会(約40人)が、大規模噴火と津波に見舞われた同国への支援活動の一環として、ラグビーボール100個と義援金50万円を贈った。
ラグビーの復興支援を目的に集めた義援金は、2~3月にかけて同協会関係者や市民らから募った。今月上旬、ラグビー元日本代表で、トンガ代表の通訳などを担う世話役「リエゾン」を務めたタウファ統悦さん(41)に届けられ、同氏を通じて贈られたという。
同協会の出田雄大会長(34)は「噴火災害を経験した島原から、何か恩返しができないかという思いで始めた。ラグビーを通し交流したトンガの復興につながってほしい」と話した。
タウファさんから同協会に届いたメッセージ動画では「たくさんのボールを集めてもらい、ありがとうございます。島原の皆さんのご支援は必ず届ける」と感謝の言葉が述べられている。
トンガにボール100個と義援金 「噴火、津波…復興に役立てて」 島原ラグビーフットボール協会
- Published
- 2022/04/25 12:00 (JST)
- Updated
- 2022/04/25 12:39 (JST)
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