愛野・小浜バイパス 整備促進へ特別委設置 雲仙市

 雲仙市議会は25日、愛野・小浜バイパス整備促進特別委を設置した。国の事業化が決まった国道57号の代替路「富津防災」の早期完成を目指すとともに、富津防災道路を愛野町方面に延伸させるバイパス道の整備を要望する方針。
 富津防災道路は、小浜町と千々石町を結ぶ延長3.4キロ。先月、国の直轄事業に決定したのを受け、議員発議による特別委の設置案が、25日の臨時会で可決された。全議員19人が委員となり、委員長に大久保正美議員、副委員長に元村康一議員が就いた。
 市議会はこれまで、国道57号の代替路となる「愛野・小浜バイパス」整備を市などと共に国に要望してきた。特別委は富津防災道路の早期完成に加え、富津防災道路の千々石町出口と愛野町方面を結ぶバイパス道整備の事業化を国などに要望する。大久保委員長は「防災面だけでなく雲仙産の畜産、農産の物量を強化するためにもバイパス道整備が何としても必要」と述べた。


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