【規制改革会議WG】答申への項目案に処方箋40枚規定見直し

【2022.04.28配信】政府の規制改革推進会議は4月27日、「医療・介護・感染症対策ワーキング・グループ」(WG)を開催。今夏に公表が予定されている「規制改革推進に関する答申」に向けた検討項目案を提示した。薬剤師の員数規定、すなわち処方箋40枚規定について、見直しの必要性を記載した。

「処方箋枚数ではなくプロセスで管理するなど、規制の在り方を見直す必要があるのではないか」

「医療 DX を支える医療関係者の専門能力の最大発揮」の項目を新設し、「薬剤師の地域における対人業務の強化(対物業務の効率化)」として、薬剤調製の外部委託を可能にすることや薬剤師の員数規定の見直しの必要性を検討項目案としている。

薬剤師の員数規定に関しては、薬剤調製の外部委託の問題に関連して議論されることが多かったが、今回の項目案では外部委託に限定した書きぶりではなく、調剤の質を担保するための指標として処方箋枚数が適切なのかという課題を投げかけている。以下のように記載した。

“薬局において配置が必要な薬剤師の員数に関する規制について、調剤業務の機械化や技術発展による安全性及び効率性の向上を踏まえ、処方箋枚数ではなくプロセスで管理するなど、規制の在り方を見直す必要があるのではないか。”

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