住居確保給付金 63世帯に過払い 佐世保市、総額317万円

 佐世保市は28日、困窮者に家賃を支援する「住居確保給付金」について、63世帯に誤って過払いしていたと発表した。誤支給総額は317万4900円。
 市生活福祉課によると、支給の算定方法を誤認していたのが原因。本来、支給要件を満たした人の世帯収入額と国が定めた基準額を比較して支給額を算定すべきところを、比較算定せずに全員に実家賃で上限額までを支払っていた。過払い期間は2017年7月から22年3月まで。22年度に新体制で業務に当たる中で誤りに気付いた。
 市は過払いした給付金の回収を念頭に、有識者に相談して対応を決める。同課は「複数の職員で内容を確認するなど再発防止に努める」としている。

 


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