サッカーの世界で目に見えた「結果」といえば何といってもゴールとアシストだが、同じくらい重要視されるべきスタッツが「アシスト未遂」ことキーパスであろう。
今回は『Who Scored』のデータから、今季キーパス数を多く記録しているチャンスメイカーたちを見ていきたい。
フィリップ・コスティッチ
所属クラブ:アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)
ELで話題をさらっているフランクフルト。鎌田ら日本人選手たちと共に躍動しているのが、10番のコスティッチだ。
セルビア代表の主力選手でもある。左サイドでプレーする左利きの選手であり、ブンデスリーガでは毎シーズン多くのチャンスを生み出してきた。今季はここまでリーグ戦で4ゴール9アシストをマーク。
また80本のキーパスを通しており、これはリーグでトップのスタッツとなっている。活躍を受けて去就の噂も増えているが、果たして。
ドメニコ・ベラルディ
所属クラブ:サッスオーロ(イタリア)
10代の頃からサッスオーロのエースとして活躍を続けてきたベラルディ。長らく下部リーグを戦っていたクラブをセリエAの常連に引き上げた功労者である。
トップチームデビューから10シーズン目となった今季は、ここまで好パフォーマンスを見せており、リーグ戦では14ゴール12アシストをマーク。アシスト数、さらに75本を記録しているキーパス数もリーグトップの数字を残している。
今季のセリエAで最も活躍している選手の一人と言えるだろう。
バンジャマン・ブリジョー
所属クラブ:レンヌ(フランス)
現在リーグ・アンでPSGに匹敵する破壊力を見せているレンヌ。そんなチームの攻撃陣を支えているのが、28歳のMF、ブリジョーである。
2017年にランスから加入し、以来主力として活躍してきた。今季はここまでリーグ戦9ゴール11アシストを記録。また109本のキーパスを通しており、リーグ・アンで最もチャンスを生み出している。
またこれは欧州トップリーグの中でもずば抜けたスタッツであり、優れたチャンスメイカーであることが証明されている。
イケル・ムニアイン
所属クラブ:アスレティック・ビルバオ(スペイン)
アスレティック・ビルバオでキャプテンを務めるアタッカー、ムニアイン。2009年にわずか16歳という記録的な年齢でトップチームデビューを飾り、以降もビルバオ一筋でプレーを続けてきたバンディエラだ。
まだ29歳だが、同クラブでの通算出場試合数では既に歴代3位につけている。好調な今季は、ここまでリーグ戦4ゴール9アシストと攻撃を牽引。
多くの決定機を演出しており、89本のキーパス数はラ・リーガでトップの数字となっている。
トレント・アレクサンダー=アーノルド
所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
現在破竹の勢いを見せているリヴァプール。不動の右サイドバックがアレクサンダー=アーノルドだ。
精度の高いキックで近年のリヴァプールの躍進を支えてきた選手である。今季もその右足から多くのチャンスを創出しており、プレミアではここまで12アシストを記録している。
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またキーパス数に関しては85本と、プレミアでトップのスタッツをマーク。サイドバックとしては異次元の数字を残し続けている。