オーストリア・ウィーン核禁条約締約国会議 長崎市長が参加へ

 長崎市の田上富久市長が、6月にオーストリア・ウィーンで開かれる核兵器禁止条約の第1回締約国会議に参加する方針を決めたことが2日、複数の関係者への取材で分かった。9日に正式表明する見通し。被爆者の深堀義昭・市議会議長も参加を予定している。
 締約国会議は6月21~23日に開催予定。核軍縮検証や核被害者援助などが主要議題となる見通し。同会議前日の20日には、日本も過去3回参加した「核兵器の非人道性に関する国際会議」がオーストリア政府主催で計画されている。
 関係者によると、田上市長は同19日から約1週間の日程で訪問。被爆地・長崎の代表、そして世界8161都市が加盟する非政府組織(NGO)平和首長会議の副会長として、締約国会議での発言の機会が調整されている模様だ。

© 株式会社長崎新聞社