西都市 宣誓制度導入 LGBTパートナーシップ

 西都市は性的少数者(LGBTなど)のカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を本年度から導入した。4月28日には同様の制度を導入する県内3市町と連携協定も締結。宣誓者が転出、転入する際の手続きを簡略化するなど、多様性を認め合う社会づくりを進める。 成人で、双方または一方が市内在住か転入予定者が対象。配偶者がおらず、他の人と宣誓していないことなどの条件もある。
 宣誓は希望日の7日前までに予約が必要。市職員の立ち会いの下で宣誓書に記入すると、宣誓書受領証が交付される。受領証に法的な効力はないが、市営住宅の入居が可能になる。
 連携協定は宮崎、えびの市、木城町と締結。宣誓者が3市町と西都市の間で転出入する際に再度宣誓する必要がないなど、手続きを省くことができる。
 同市では先進地を参考にしながら受領証が活用できる行政サービスを検討していく方針で「性的少数者への社会的理解が広がり、誰もが安心して暮らせる社会を目指したい」としている。市民課人権啓発係(電話)0983(43)1204。

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