エックス線捉え天体観測 宮大・森教授開発カメラ衛星搭載へ

JAXAが2022年度の打ち上げを目指すエックス線天文衛星「XRISM」の予想図(JAXA提供)

 宇宙の成り立ちなどの謎に迫ろうと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2022年度中の打ち上げを目指すエックス線天文衛星「XRISM(クリズム)」のプロジェクトに、宮崎大工学部の森浩二教授(47)=宇宙物理学=が参加している。地上から可視光線では観測できない、エックス線を発する天体を宇宙空間で”目”のように捉えて撮影する「エックス線CCDカメラ」の開発を担当。森教授は「世界の研究者が待ち望む、誰も見たことがない宇宙の姿を観測したい」と意気込んでいる。

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