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昨秋の九州王者、九州国際大付(福岡)と3日に対戦した創成館(長崎)はエース格の石本が投打で存在感を発揮。投げては強力打線を相手に5回4安打2失点と特に収穫が多い内容で、打っても勝ち越し2ランを含む3打点を記録した。
初回と四回にプロ注目の佐倉に適時打を許したが、最速140キロの直球に多彩な変化球を織り交ぜて粘投。相手エースは登板しなかったものの、二回に自身初の本塁打で勝ち越し、3-2の四回は再び自ら犠飛で4点目を奪うと、この回打者12人の猛攻で突き放した。
昨秋の県大会は準決勝で海星、今春は準々決勝で大崎に敗戦。「弱気な部分があった」と当時の反省を生かし、4年ぶりの夏の甲子園出場を見据える。例年以上に混戦の中で「最後の夏は人間性。自分たちは個々の能力は低いと自覚している。寮生活や学校生活を含めて、残りの日々を大切にして応援される強いチームになる」と誓っていた。