山肌に映えるピンクの花々 ミヤマキリシマ見ごろ 雲仙・仁田峠

雲仙市の仁田峠でミヤマキリシマが見頃を迎えた。雲仙ツツジとも呼ばれる濃淡鮮やかな赤紫やピンクの花々が緑の山肌に映える

 長崎県雲仙市小浜町雲仙の仁田峠(約1100メートル)で、約10万本のミヤマキリシマが見頃を迎えた。濃淡鮮やかなピンクの花々が展望所周辺に広がっている。
 雲仙のミヤマキリシマは雲仙ツツジとも呼ばれ、県と同市の花に選定されている。展望所の「雲仙ロープウェイ」によると、仁田峠では例年よりも開花が早く、今月20日過ぎまで見頃が続きそう。さらに高い妙見岳(1333メートル)で同中旬、国見岳(1347メートル)は同下旬に見頃を迎える見込み。
 ミヤマキリシマを目当てに家族3人で展望所を訪れた佐世保市権常寺町の会社員、島内太志さん(29)は「ちょうど咲き始めのきれいな花を見ることができて良かった」と満足そうに話した。


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