広島県の大崎上島で特産のブルーベリーの出荷が始まっています。
大崎上島町にある農事組合法人「神峯園」は、西日本で初めてブルーベリーの栽培に成功しました。現在は、およそ70戸の農家が生産に携わっています。
横本愁樹さんの農園では、17年前から県内で唯一、ハウス栽培のブルーベリーを出荷しています。この時期、収穫しているのは「南部ハイブッシュ」という品種で、実の形や風味がよく、そのまま食べるのがおすすめだそうです。
今シーズンは、冬場の気温が低かったため、生育が心配されましたが、そのぶん甘みが増したそうです。
農事組合法人 神峯園 横本愁樹代表理事
「ことしは冬が寒くて、この重油高で困ったが、がんばった。寒かったぶん、甘みも増して、例年よりは甘くなっているので、いいものができた」
摘み取られたブルーベリーは大きさで選別され、100グラムごとにパック詰めされます。
「ハウスもの」のブルーベリーの収穫は、6月中旬頃まで続けられ、およそ800キロが出荷される見込みです。