うみてらす名立 風車の一部破損 安全のため周辺立ち入り規制

 上越市は12日、うみてらす名立(名立区名立大町)の風力発電施設(風車)の一部が破損したと発表した。安全確保のため、周辺に立ち入り規制を行っている。うみてらす名立は通常通り営業を行う。

 同市環境保全課によると、10日午前11時10分ごろ、FRP製の風車ブレードの一部に異常があることを、施設管理者のゆめ企画名立が発見、市に連絡した。市と専門業者が調査したところ、ブレード先端部分に亀裂と内部部材の露出が確認された。原因は調査中だが、落雷と推定される。

破損した風車ブレード先端部(11日撮影、上越市提供)

 内部部材の飛散による事故防止のため、風車周辺の半径約50メートルで立ち入り規制を実施。今後の対応は専門業者を交えて検討するとしている。
 風力発電施設は平成31年3月から発電を停止している。

© 株式会社上越タイムス社