NLダービーはトッテナムが圧倒!冨安左SB起用のアーセナルを3発粉砕、CL争いはさらに激化

 プレミアリーグ第22節延期分が12日に行われ、トッテナム・ホットスパーとアーセナルの“ノースロンドン・ダービー”が実現した。

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 UEFAチャンピオンズリーグ出場を懸けた、5位トッテナムと4位アーセナルによるビッグマッチ。トッテナムはアントニオ・コンテ政権でお馴染みとなった3-4-2-1を採用し、アーセナルは冨安健洋が2試合連続左サイドバックでスタメンに名を連ねた。先に仕掛けたのはトッテナムで、ソン・フンミンがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得すると、ハリー・ケインが沈め22分に先制点を奪う。

 さらに流れはトッテナムに大きく傾き、33分にアーセナルのロブ・ホールディングがソン・フンミンを肘を使って倒し、2枚目のイエローカードを受けて退場処分となる。数的優位を得たトッテナムは37分、右CKを獲得しソン・フンミンがクロスを供給。ニアでロドリゴ・ベンタンクールが頭でフリックすると、ファーで待っていたケインがダイビングヘッドで追加点を挙げる。

 2点リードで試合を折り返したトッテナムは、後半開始間もない47分に奇襲を発動。ケインがペナルティエリア内でボールをキープすると、DFと競り合いこぼれたボールにソン・フンミンが反応。右足で冷静に流し込み、決定的な3点目をゲットする。1人少ないアーセナルに3点差をひっくり返すパワーは残っておらず、トッテナムがクリーンシートを達成。3発圧勝で、アーセナルとの勝ち点差を「1」に縮めた。

トッテナムがアーセナルを3発粉砕 Photo James Williamson - AMA

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