妙高市窪松原の千代の光酒造の日本酒を使い、日本発祥のメニューをアレンジしたカクテル2種が「カクテルの日」の13日から、上越市西本町4のバー「Bubble(バブル)」で提供される。
新型コロナウイルス感染拡大で消費が落ち込む日本酒や、2次会の需要を喚起しようと、両者がコラボレートした。
バブルのバーテンダー、渡邊啓吾さん(36)は、1860年に創業した蔵元と、同時代に横浜で誕生したとされるカクテル「バンブー」「ミリオン・ダラー」に歴史の歩みを重ねた。今回は同蔵元の銘柄「真」を使用し、渡邊さん流に遊び心やストーリーを加えた2品を考案した。
一つは「Take to lino drink」(竹取の酒、税込み900円)。竹製のコースターと、月形にカットしたレモンをグラスに添え、かぐや姫が月に帰る姿を演出している。
もう一つは「Glorious time」(グロリアス・タイム、同1100円)。ミリオン・ダラーのカクテル言葉「栄光」にちなみ名付けた。コロナ禍でも、誰もが明るい未来へ向かっていける一杯になるようにとの願いが込められている。
カクテルに日本酒が使われることは珍しい。渡邊さんは「日本酒が好きな人にも、得意でない人にも楽しんでもらえるようにアレンジした。ぜひ味わって」とアピールする。
バブルの営業時間は午後7時~午前0時(金、土曜は午前1時まで)。木曜定休。各種カクテルを700円から提供している。問い合わせは同店(電050・1433・7284)へ。