広島市の平和公園にある広島国際会議場の旧国際交流ラウンジの蔵書およそ1万6000冊の無償譲渡が始まり、13日は700人を超える読書ファンでにぎわいました。
国際交流ラウンジは、33年前から蔵書を貸し出してきました。しかし、インターネットの普及や市立の図書館との役割が重なることなどから2月末に閉鎖。小説やガイドブック、絵本や漫画など、およそ1万6000冊の無償譲渡が始まっています。
内訳は日本語が6000冊程度、外国語がおよそ1万冊で、外国語の9割が英語の本です。
事前の申し込みは必要なく、1人につき50冊まで持ち帰ることができます。訪れた人たちは、お目当ての本を熱心に探していました。
訪れた人たち
「今、数えたら35冊。英語ばかり。外国にまた行きたいから今のうちに勉強しないと」
「ちょっと絵がかわいいものとか。リサイクルの面でもとてもすごく助かる」
本の譲渡会は、あす14日と来月1日・4日にも開かれます。