屋外で距離を取って活動する場合はマスクを着用する必要ありません─。横浜市教育委員会が、そんな内容の通知を市立学校長宛てに出した。新型コロナウイルスの感染対策として基本的にはマスク着用としつつも、熱中症への対応を優先するよう求めている。
通知は17日付で「横浜市立学校 熱中症対策ガイドラインの改訂について」。ガイドラインを改訂したことを明記し、全教職員に対し「熱中症も命に関わる危険があることを踏まえ、熱中症への対応を優先」するよう求めている。
改訂したガイドラインには、新たに「十分な身体的距離が確保できる場合はマスクの着用は必要ありません」「体育の授業においてはマスクの着用は必要ありません」などの文言を盛り込んだ。
市教委によると、文部科学省のマニュアルに沿った内容で、以前から熱中症対策として同様の呼び掛けをしていた。「今夏は長期予報で猛暑が予想されており、より強調するために盛り込んだ」(担当者)という。