10年前のゲームで”めっちゃ伸びた”「レアル・マドリーの若手6選手」

世界で最も多くのデータを揃えているサッカーシミュレーションゲーム「フットボールマネージャー」。各国のリーグが再現されており、選手にもファンが多いことで知られる。

今回は『Planet Football』から、2011年10月に発売された「フットボールマネージャー2012」から、レアル・マドリーの若手として期待されていた6名の選手をピックアップ。

ラファエル・ヴァラン

現在の所属:マンチェスター・ユナイテッド

この頃はまだ10代の選手であったヴァラン。RCランスから獲得されたときには青田買いだと言われたが、結果的には非常に安い投資であった。

それから数年で絶対的なレギュラーの座を手にし、3回のリーガ優勝、4回のCL優勝、そしてフランス代表ではワールドカップ優勝まで成し遂げた。昨季限りで退団しマンチェスター・ユナイテッドに渡ったが、それまでの貢献は見事なものだった。

ダニ・カルバハル

現在の所属:レアル・マドリー

10歳からレアル・マドリーに所属していたカルバハル。ただこの時は全くトップチームに絡むことができず、ジョゼ・モウリーニョ監督によって2012年にレヴァークーゼンへと売却されることになった。

しかしその1年後にレアル・マドリーは650万ユーロで彼を買い戻すことを決断し、それから300試合以上でプレーするなど中心的なディフェンダーの一人となった。地味ながらももはやクラブの歴史上でも最高クラスのサイドバックである。

セルヒオ・カナレス

現在の所属:ベティス

10年前には「世界レベルのヤングスター」と注目されていた天才だったセルヒオ・カナレス。ラシン・サンタンデールから2010年にレアル・マドリーへと加入し、大きな期待を受けたものの…ジョゼ・モウリーニョ監督には全く信頼されなかった。

退団後はバレンシア、レアル・ソシエダでプレーし、怪我に苦しめられながらも継続的に活躍。2018年に加入したベティスでは20代後半になってキャリアの頂点を極め、28歳で初のスペイン代表招集も受けている。

ヘセ・ロドリゲス

現在の所属:ラス・パルマス

レアル・マドリーの将来を担うストライカーだと高く評価された選手。カナリア諸島出身の彼は、ラス・パルマスから獲得されてBチームで活躍した。2011~2016年の間にトップチームで63試合に出場したが…残念ながらほとんどは途中からのプレーだった。

パリ・サンジェルマンへと売却されたあとは更に上手くいかなくなり、ローン移籍で多くのクラブを渡り歩き、2020年に契約解除で退団。無所属の期間を経て、故郷のラス・パルマスへと戻っていった。サッカー選手の傍ら、ラッパーとしても活躍している。

ラウール・デ・トマス

現在の所属:エスパニョール

2004年にレアル・マドリー下部組織へ入団し、15年間も所属していたラウール・デ・トマス。この時期はまだ16歳でCチームにも上がれていなかったが、その点取り屋としての才能は高く評価されていた。

2012年にCチーム、次年度にカスティージャへ昇格、さらにトップチームにも引き上げられたが…その後はコルドバ、バジャドリー、ラージョにローン移籍。そこでの活躍が認められてベンフィカに買い取られたが、ポルトガルでは意外にも鳴かず飛ばずで、エスパニョールに移籍してから復活した。昨年はスペイン代表にもデビューしている。

アルバロ・モラタ

現在の所属:ユヴェントス

世界で最も評価が分かれるストライカーの一人となったアルバロ・モラタは、この時期のレアル・マドリーで最も期待を集めているFWだった。ジョゼ・モウリーニョによってトップチームに引き上げられ、2014年にユヴェントスへと移籍した。

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イタリアでの2シーズンで27ゴールを決めたことによって買い戻されたものの、再びチェルシーへと売却される。それからは「不安定に見えるが一貫性ある成績を残す」珍しいストライカーとして、様々なクラブに求められて移籍を繰り返している。

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