会場候補のホテル「たいへん名誉なこと」 “広島サミット” 受け入れ準備へ

岸田総理大臣は、23日、来年のG7サミット(主要7か国首脳会合)を広島で開催すると表明しました。その広島でのサミットはどのような形で開かれるのでしょうか。

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小林康秀キャスター
「広島サミットの計画案では、サミット会場はこちら、グランドプリンスホテル広島です」

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県と広島市が外務省に提出した広島サミットの計画案によりますと、サミットの会議場は、広島市南区にあるグランドプリンスホテル広島です。こちらは、1つの橋でつながる小さな島に位置し、海に面して、空港から高速道路で直結していて、警備が容易だとしています。2016年のG7外相会合もこのホテルで開かれました。

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小林康秀キャスター
「22階のレストランにやってきました。2016年のG7外相会合は、まさにこのスペースにテーブルが置かれて話し合いが行われました。見てください。遠くの瀬戸内海の島々まで見渡される非常に眺望のいいスペースとなっています」

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ホテルは今後、広島市などと連携して、万全の受け入れ体制で来年の開催に臨みたいとしています。

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グランドプリンスホテル広島 今井和彦支配人
「広島市で開催される方針ということなので、たいへん名誉なことだと思っている。2016年の外相サミットの経験者も多数、ホテル内にいるし、グループホテル内でも数多くの経験者がいるので、ともにがんばっていきたい」

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23日の会見で広島サミット決定の喜びを語った湯崎知事―。来年の開催に向けては「前回、日本で開かれた伊勢志摩サミットをしっかり研究していきたい」と話していました。

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広島県 湯崎英彦知事
「伊勢志摩湾の美しさが際立つような記者会見のロケーションとか、伊勢神宮への参拝といったような、世界中に発信されることがあるので、しっかりと映像として伝わっていくような取り組みを行いたい」

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2016年に三重県で開かれた伊勢志摩サミットは、志摩観光ホテルをサミットの会議場に。また、会議に先立っては、G7首脳が伊勢神宮を訪問しました。実は伊勢志摩サミットの会場には先月末、県と広島市の担当者も視察に訪れています。

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広島市 松井一実市長
「今後の準備は、県・市、役割分担があるので、それを踏まえながら、来られる人が広島で開催してよかったなと思ってもらえるようなもてなしができるよう、体制をしっかりつくっていきたいと思う」

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来年の開催に向け、本格的な準備がスタートします。

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