「拘禁刑」導入で法相「『懲らしめ』から『更生支援』へ」 参院法務委で立民・真山氏に答弁

真山勇一氏(資料写真)

 刑罰の懲役と禁錮を廃止して「拘禁刑」を導入する刑法改正案の審議が24日、参院法務委員会で行われ、古川禎久法相は「刑務所内での作業の位置付けを『懲らしめ』から『更生支援』へと改める意義を持つ」などと説明した。立憲民主党の真山勇一氏(神奈川選挙区)へ答弁した。

 現行法では身柄を拘束する刑事罰について刑務作業を義務づける懲役刑と、作業が義務ではない禁錮刑とに分けているが、改正によって拘禁刑に一本化。拘禁刑では「作業または指導を行える」との表現にとどめ、作業の義務化は見送る。

© 株式会社神奈川新聞社