「危機の出口はウィズコロナ」 山際経済再生担当相が反論 「ゼロコロナ」と一線

山際大志郎経済再生担当相(資料写真)

 コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻の影響に備える景気・物価高対策の補正予算案を審議した26日の衆院予算委員会で、山際大志郎経済再生担当相(神奈川18区)は「危機の出口はゼロコロナではなくウィズコロナだ」との見解を表明。新型コロナウイルス感染症対策の段階的な緩和について「疫学的な根拠を踏まえて進めていく」との意向を示した。

 自民党の国光文乃、小倉将信氏への答弁で、かつて立憲民主党が掲げた「ゼロコロナ」と一線を画した。

 野党から「遅い、小さい、中身がない」(立民の重徳和彦氏)などと批判を浴びる補正予算案を巡っては「日々国民の声に耳を傾け、タイミング良く対応していくことが狙いだ」と説明。「切れ目なく予算措置を行うことが大事だ」と付言し、規模の大小に焦点を当てる野党の批判に反論した。

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