新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で27日、新たに6人の死亡と、10歳未満～90代の男女1574人の感染が確認された。
横浜市は3人の死亡を発表。泉区の70代男性は2月19日に発熱などがあり、22日に陽性が判明。3月3日に呼吸苦で入院し、26日に呼吸不全で亡くなった。90代の男性はクラスター（感染者集団）が確認されている介護老人保健施設の入所者で、3月22日に発熱。24日に陽性が判明して入院したが、4月1日に呼吸不全で死亡した。戸塚区の80代男性は5月16日に発熱し、18日に陽性が判明。19日に入院し、26日に新型コロナで亡くなった。
県は2人の死亡を発表した。横須賀市の70代女性は2月8日に陽性が判明。16日に新型コロナで死亡した。医療機関からの発生届けが管轄外の保健所に提出されたため公表が遅れたという。厚木市の90代女性は今月18日に医療機関に救急搬送され、新型コロナ以外の疾患で亡くなった。死亡後の検査で陽性と判明した。
藤沢市は90代男性の死亡を発表。男性は今月24日、新型コロナ以外の疾患で体調不良になり市内医療機関に救急搬送。PCR検査で陽性が判明し、同日亡くなった。
このほか、県は新たに58人が自主療養したと発表した。自主療養の累計は2万6213人になった。
◇
県は県内米軍基地での17～23日の1日当たりの平均新規感染者数を公表した。横須賀基地（横須賀市）6.9人、キャンプ座間（座間、相模原市）1.9人、厚木基地（大和、綾瀬市）2.7人だった。外務省から情報提供があった。
