県立高校の一般入試2023年度も前倒し実施 福井県教委、私立高校6校の日程も発表、高校受験は2月がヤマ場に

 福井県の県立高校2023年度一般入試は来年2月15、16日に実施される。合格発表は2月22日。22年度一般入試に続き従来の3月上旬から前倒しする。県教委は「新型コロナウイルス流行の収束が見通せない中、欠席した生徒の受験機会を確保するため」としている。県内の私立高6校の一般入試は来年2月1、2日に行い、合格発表は同7日。

 福井県教育委員会と福井県私立中学高校協会が2日、入試日程を発表した。来年の高校受験も2月がヤマ場となる。

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 県教委は、新型コロナに感染するなどし、一般入試や直後の追検査(2月27、28日)を欠席した生徒の救済措置として、2次募集の学力検査と合わせた特別検査を3月7日に実施する。追検査を前年度より1週間遅らせたため、コロナ関連で欠席した生徒の大部分は「追検査で救済できる」(県教委)とみている。

 県立の推薦入試、特色選抜、外国人生徒等特別選抜は例年通り1月中旬に日程を設ける。面接などを同17日に行い、合格通知日は同19日。外国人生徒等特別選抜は、これまで中学3年生のみを対象としていたが、既卒者や「同等以上の学力があると認められる者」を新たに対象に加えた。

 私立の推薦とスポーツ文化選抜入試は1月17日に実施し、合格発表は同19日。

 県教委は高志中の23年度入試の日程も発表し、大雪の影響を避けるため、前年度と同様に従来の1月から12月に繰り上げる。12月17日に適性検査、18日に面接を行い、26日に合格者を発表する。

 

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