困り事支援へつなぐアンケート コロナ後遺症、ひきこもりなど対象 諫早のNPO法人・有明支縁会

 長崎県諫早市のNPO法人、有明支縁(しえん)会(草野紀視子理事長)は、ひきこもりや障害、新型コロナウイルス感染症の後遺症などで困っている人を対象にアンケートを実施している。初めての試みで期限は設けず、具体的な支援を模索する。
 アンケートは選択式。困り事の具体的な内容や必要な物などを数分程度で回答できる。草野理事長が全て返答し、必要な支援や関係機関につなげる。
 同法人はこれまで被災地支援などに取り組んできた。草野理事長は、コロナ後遺症から発症する人がいる「筋痛性脳脊髄炎(ME)/慢性疲労症候群(CFS)」の患者会の理事を昨年まで務めた。これをきっかけに1年以上前から、後遺症に悩む全国の人とLINE(ライン)のオープンチャットで情報交換。車いすやアレルギー対応食料を提供するなどしてきた。
 回答は同会ホームページからアンケートフォームに入るか、紙をダウンロードして記入する。問い合わせは電話(090.2506.0813)かメール(info@tasukeaitai.org)で。協力者も募っている。


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