「長崎ランタンフェスティバル」3年ぶり開催へ 来年1月22日~2月5日

3年ぶりの開催が決まった「長崎ランタンフェスティバル」=2020年1月25日、長崎市新地町の湊公園

 長崎市は9日、長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」を来年1月22日~2月5日の15日間開催すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大により2年連続で中止だったため、2020年以来3年ぶりとなる。
 コロナ禍前と同じように約1万5千個のランタンの明かりがまちを彩り、長崎新地中華街などにオブジェの設置を予定。「皇帝パレード」や「媽祖(まそ)行列」は感染防止対策を徹底し実施する方向で検討する。密集対策として、湊公園(新地町)と中央公園(賑町)にステージは設けず、告知なしで龍踊(じゃおどり)などをアーケードなどで実施。各公園内に飲食スペースも確保する。
 田上富久市長は9日、幸大助議員(令和長崎)の市議会一般質問に「コロナ禍における新しいイベントの形にチャレンジし、100年続くお祭りとなるよう実行委や地元の関係者と連携を図りたい」と述べた。
 同フェスは、中国の旧正月に合わせ新地中華街で催されていた春節祭に由来。コロナ禍前は例年約100万人の人出があった。


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