6月定例岡山市議会は10日、開会した。新型コロナウイルス禍の社会経済活動支援を柱とした94億500万円の2022年度一般会計補正予算案など36議案を一括上程し、大森雅夫市長が提案理由を説明した。
市長はロシアのウクライナ侵攻や円安に伴う物価高騰に懸念を示し「影響を見極めながら必要とされる経済対策や市民生活支援策を迅速かつ積極的に講じる」との考えを示した。市は国施策も踏まえて方向性を打ち出す方針で、主要財源に国交付金を充てる。
市が実現を目指す国連教育科学文化機関（ユネスコ）の「創造都市ネットワーク」文学分野への加盟については「数多くの歴史的文学者を輩出する市の豊かな文学資源を一層生かした取り組みを進める」と強調。来年5月の加盟申請に向け、市民参加のイベントで盛り上げを図る。
会期は28日までの19日間。11～15日は休会し、16日から個人質問に入る。
