「オンライン申請」佐世保市が導入 住民票写しなど証明書交付 長崎県内初

 長崎県佐世保市は住民票の写しや戸籍などの証明書の交付について、オンライン申請を導入した。いつでもどこでも手続きが可能になり市民の利便性が向上。市によると、住民票などのオンライン化は県内で初めての取り組み。
 対象は、住民票の写し、戸籍事項証明書、戸籍の付票の写し、身分証明書、独身証明書の計5種類。スマートフォンなどで市ホームページ内の「オンライン申請ポータルサイト」から手続きする。本人確認のためマイナンバーカードが必要。オンライン申請では送料が別途必要で、発行手数料と合わせてクレジットカードで支払う。
 国の方針に沿って市は、行政手続きのオンライン化を進めている。オンライン化によって窓口の混雑緩和や待ち時間の短縮といった市民サービスが向上。職員にとっても事務負担の削減につながることが期待される。市DX推進室によると現在約370手続きがオンライン申請に対応している。今後さらに手続きを拡大していく方針。


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