「日韓W杯チュニジア戦」日本代表の”伝説スタメン”覚えてる?

14日に行われるキリンカップのチュニジア戦。20年前に行われた日韓ワールドカップのグループステージ第3節と全く同じ日に行われる同じカードとして話題に。

今回は、その20年前のスタメン11名をご紹介しよう。往年のファンなら覚えているはず。

GK:楢崎正剛

当時の所属クラブ:名古屋グランパスエイト

現在:名古屋グランパス アカデミーダイレクター補佐、GKコーチ

日本代表出場数:77試合

トルシエ監督時代に川口能活のポジションを奪って正守護神となった楢崎正剛。安定感と正確性が抜きん出たセービングを武器に活躍した。2019年に引退後は名古屋のスタッフとなり、クラブのスペシャルフェローやアカデミーダイレクター、アカデミーGKコーチを務めている。

DF:松田直樹

当時の所属クラブ:横浜F・マリノス

現在:故人

日本代表出場数:40試合1ゴール

今も日本代表の歴史上最もポテンシャルに優れた選手だったと評価されるセンターバック。ワールドユースやオリンピックで活躍してフル代表に昇格し、あふれる闘争心で数々の名アタッカーと渡り合った。残念ながら心臓発作のため34歳という若さでこの世を去っている。

DF:宮本恒靖

当時の所属クラブ:ガンバ大阪

現在:日本サッカー協会会長補佐

日本代表出場数:71試合3ゴール

トルシエ監督時代に「フラット3の申し子」と呼ばれた理知的CB。170cm代の身長でありながらもクレバーなプレーを武器に活躍し、今大会では怪我をした森岡隆三の代わりに最終ラインの要を務めた。現在はJFAの会長補佐。

DF:中田浩二

当時の所属クラブ:鹿島アントラーズ

現在:解説者

日本代表出場数:57試合2ゴール

トルシエ監督に最も愛された選手と言っても過言ではない。本来はボランチであるが「フラット3」の左で起用されて活躍し、大会後にはフランス・リーグアンのマルセイユにも呼び寄せられている。現在は鹿島アントラーズのクラブリレーションズオフィサーを務めつつ解説者として活躍。

MF:明神智和

当時の所属クラブ:柏レイソル

現在:ガンバ大阪ジュニアユース コーチ

日本代表出場数:26試合3ゴール

トルシエ監督から「完璧なチームは8人の明神がいる」とまで言われた職人系ボランチ。この大会では右サイドのウイングバックとしてプレーした。日本代表での出場は意外と少なく26試合のみである。現在はガンバ大阪のアカデミーでコーチ。

MF:戸田和幸

当時の所属クラブ:清水エスパルス

現在:解説者

日本代表出場数:20試合1ゴール

今の知的解説者の姿しか知らない若きファンには想像できないが、この大会では真っ赤なモヒカンヘアーで参加して物議を醸した戸田和幸。真面目で闘争心あるプレーで守備を締めた。もちろん現在は日本サッカー界のエースコメンテーターである。

MF:稲本潤一

当時の所属クラブ:アーセナル

現在:南葛SC

日本代表出場数:82試合5ゴール

日本代表の成績が5ゴールであるが、そのうち3ゴールをこの大会で決めた「W杯男」。決勝トーナメント進出は彼無くして成し遂げられなかった。40代になった現在も現役で、関東リーグの南葛SCでプレーを続けている。SNSもスタートさせた。

MF:小野伸二

当時の所属クラブ:フェイエノールト

現在:北海道コンサドーレ札幌

日本代表出場数:56試合6ゴール

稲本潤一と並び、いまや世界的にも珍しい2002年W杯出場の現役選手。出場機会はあまりないものの、北海道コンサドーレ札幌のSNSでときに衰えぬ驚愕のスキルを見せつけている。

MF:中田英寿

当時の所属クラブ:パルマ

現在:旅人

日本代表出場数:77試合11ゴール

小野伸二や稲本潤一とは逆に、この4年後に行われたドイツW杯を最後に現役を引退、若くしてサッカー界を離れた伝説のMF中田英寿。強靭なフィジカルから放つキラーパスやシュートは、今見ても衝撃的なものだ。現在は日本の文化を世界に広げる旅人。

FW:柳沢敦

当時の所属クラブ:鹿島アントラーズ

現在:鹿島アントラーズ ユース監督

日本代表出場数:58試合17ゴール

クレバーな動き出しと繊細なポストプレーを武器に活躍したストライカー。トルシエ監督やジーコ監督に愛され、様々な選手との組み合わせで使われた。現在は古巣鹿島アントラーズのユースで監督を務めている。

FW:鈴木隆行

当時の所属クラブ:鹿島アントラーズ

現在:解説者、指導者

日本代表出場数:55試合11ゴール

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当時はその髪型から「銀狼」と呼ばれた鈴木隆行。ベルギー戦では持ち前の粘りから貴重な同点ゴールを奪取するなど活躍し、大会後にはヘンクに引き抜かれている。現在は解説者やサッカースクールのコーチを務めている。

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