読み手に伝わりやすい文章学ぶ 岡山スイキュウで新聞研修最終回

伝わりやすい文章の書き方などを学んだ若手社員ら

 総合物流業の岡山スイキュウ(岡山市南区泉田)で15日、新聞を活用した人材育成研修(全3回)の最終回があり、グループの若手社員ら11人が読み手に伝わりやすい文章の書き方などを学んだ。

 山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務めた。瀬尾部長は語順や助詞の使い方、言葉の選び方で誤解が生じるケースについて具体例を挙げて説明。文章を書く3原則(正確さ、分かりやすさ、ふさわしさ)を強調した上で「誰が読むのかを意識して表現を工夫することも大切。新聞記事を参考にしてほしい」と助言した。

 自己紹介文作りを通じて段落構成を考えるグループワークもあり、受講者たちは経歴や趣味などの“材料”を分類し順番を考え、書き方のこつを学んだ。

 今春入社の社員(22)は「これからも新聞を読んで、読みやすく分かりやすい伝え方の参考にしたい」と話した。

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