「心が洗われる」 早咲きの“ハス”見ごろ 諫早・森山

薄ピンクの花を咲かせる早咲きのハス=諫早市、唐比ハス園

 諫早市森山町の唐比(からこ)ハス園で早咲きのハス「ミセススローカム」や「誠蓮」などが見頃を迎え、来園者の目を楽しませている。
 地元有志でつくる唐比すいれんの会(山下信義会長)が約20年前から維持管理をしている。約2.3ヘクタールの湿原にハス15種、スイレン8種を栽培。同会によると、ハスは6月上旬から咲き始める。品種によって開花時期が異なるため8月中旬まで楽しめそう。
 園内には木製の歩道が約1キロに渡って整備され、車いすでも近くから花を観賞できる。来園者は、薄ピンクの花弁を広げた清楚(そ)な姿を、スマートフォンなどで撮影するなどして楽しんだ。
 同市中尾町から夫婦で訪れた中村寛和さん(57)は「心が洗われるようにきれい。ハスの種類によって色や形が違うので、見比べて歩くだけでも楽しい」と話した。

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