奄美が梅雨明け 平年より1週間早く 梅雨の降水量は平年の1.5倍~2倍に

 きょう22日(水)午前、鹿児島地方気象台は、奄美が梅雨明けしたとみられると発表した。平年に比べて1週間早く、昨年に比べて11日早い梅雨明けとなった。奄美はこの先1週間も、太平洋高気圧に覆われるため晴れて暑い日が続く見通し。

 奄美は5月11日(水)に、平年より1日早く梅雨入りの発表があった。5月は前線や湿った空気の影響を受けやすく月降水量は平年の2.3倍となり、1946 年の統計開始以来5月として最も多い記録を更新した。6月に入ってからも平年を上回る降水量を観測し、梅雨期間降水量(速報値)は、平年の1.5~2倍の地点が多かった。

<気象官署及び特別地域気象観測所>
梅雨期間降水量(5/11~6/21まで)(速報値)
名瀬   847.0ミリ(平年比157%)
沖永良部 699.5ミリ(平年比178%)

<主なアメダス地点>(※)は平年値なし
梅雨期間降水量(5/11~6/21まで)(速報値)
中之島   1613.0ミリ(平年比201%)
平島    993.0ミリ(※)
諏訪之瀬島 1054.0ミリ(※)
小宝島   1084.0ミリ(※)
宝島    1002.0ミリ(※)
笠利    676.5ミリ(平年比146%)
喜界島   610.0ミリ(平年比152%)
古仁屋   720.5ミリ(平年比148%) 
天城    733.5ミリ(平年比171%) 
伊仙    698.5ミリ(平年比165%)
与論島   766.5ミリ(平年比206%)

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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