マラドーナ氏の医療チームが殺人罪で裁判に 検察が不作為による殺人を主張

 サッカーのレジェンド的存在ディエゴ・マラドーナ氏の死亡を看取った医師団が、殺人罪で提訴されている。

主治医が虚偽報告を強制した?マラドーナの容態を管理していた看護師が証言

 マラドーナ氏は2020年11月に、心臓発作でブエノスアイレス郊外のある自宅で死亡が確認される。脳の手術を受けた2週間後に飛び込んだ訃報で、世界中のサッカーファンに衝撃を与えた。そんな中イギリス『ロイター』によると、検察が提示した236ページの文書でマラドーナの死は看病した者の不作為だったとし、主治医レオポルド・ルケ氏を中心とした8人の医療チームを殺人罪の罪で提訴。被告にはルケ氏を始め、精神科医や心理学者、さらに看護師が含まれており、8年から25年の懲役刑の可能性が浮上している。医療チームは全員マラドーナの命を意図的に奪った罪を否定しており、弁護士は訴訟の却下を要請している。

マラドーナ氏の看病をした医療チームに殺人罪の容疑 Photo Jam Media

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