自転車アジア選手権トラック・男子スプリント 山崎(長崎日大高出身)V 10月の世界選手権へ

男子スプリントで優勝した山崎(中央)=ニューデリー

 自転車トラック種目のアジア選手権は18~22日、ニューデリーで行われ、男子スプリントで長崎日大高出身の山崎賢人(日本競輪選手会)が優勝を飾り、世界選手権(10月・フランス)の出場権を獲得した。
 長崎県勢は昨夏の東京五輪女子代表で諫早中出身の小林優香(日本競輪選手会)もチームスプリントとスプリントの2種目で2位入賞。山崎、小林ともにケイリンは4位だった。
 山崎は諫早市出身の29歳。森山中、長崎日大高、日大時代はバレーボール部に所属していた。卒業後に競技転向して、2017年に競輪選手としてデビュー。GⅠ初出場だった18年のオールスターで決勝に進出するなど活躍し、その年の優秀新人賞を受賞した。
 その後は19年末にナショナルチーム入り。21年にフランスで行われた世界選手権のケイリンで5位と健闘した。日本自転車競技連盟の男子エリート強化指定「A」指定選手。今回の金メダルで24年パリ五輪出場への足掛かりを得た。

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