ニセ電話詐欺 交番で「撃退機」体験を! 長崎・浦上署管内

展示されている3種類の「撃退機」=長崎市城栄町、浦上署若草交番

 長崎県内で増加傾向のニセ電話詐欺被害対策として、浦上署は、管内全ての交番と駐在所計10カ所に電話自動応答体験コーナーを設置している。誰でも自由に、受話器を手に取り警告音声を聞くことができる。県内初の取り組み。
 長崎市城栄町の浦上署若草交番には3種類の製品を展示。自動通話録音警告機(写真左)は固定電話に取り付け、電話がかかってくると「この電話は特殊詐欺防止のため自動で録音させていただきます」などと音声が流れ、録音する。
 自動通話録音警告機能を内蔵した固定電話(写真中央)や、録音機能はないが受話器に取り付けることによって警告音声を流す製品(写真右)もある。
 同署生活安全課は「ぜひ1人でも多くの市民に撃退機の良さを実感し購入してほしい。撃退機を設置すると詐欺被害は必ず減る」としている。県警は希望者に撃退機計約660台を貸し出している。各製品はメーカーのウェブサイトなどで購入できる。問い合わせは同課(電095.842.0110)。


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