目指せ!「子ども観光大使」 大田原の大雄寺で座禅修行

大雄寺で座禅を体験する児童たち

 【大田原】観光庁や県などが後援する「県子ども観光大使2022・大田原市教室」が26日、黒羽田町の大雄寺(だいおうじ)で開かれ、県内の小学1〜6年生15人が寺の歴史や枕返しの伝説について学び、座禅を体験した。

 地域の良さを学び、発信することで、ふるさとに誇りを持ってもらおうと同大使実行委員会が主催。教室は本年度計16回開かれ、参加3回以上などの条件を満たすと大使に認定される。

 同寺での教室開催は初めて。児童たちは倉澤文尭(くらさわぶんぎょう)住職(38)から寺の歴史などについて学んだ後、国重要文化財に指定されているかやぶき屋根の本堂などを見学。幽霊の掛け軸にまつわる枕返しの伝説などを聞き、座禅も体験した。

 同教室の検定試験には全員が合格。栃木市大平南小5年、戸野塚泰斗(とのつかたいと)君(10)は「座禅は足がしびれた。歴史をみんなで知ることができて楽しかった」と話していた。

大雄寺で座禅を体験する児童たち

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